きれいになりたいから 6
私は美容法と化粧品を、お客様に勧めることは出来なくなっていました。
それからは毎日が、私が使える新製品の開発と、新しい美容法確立のための闘いでした。
二度までも裏切られた私にとって、最後の手段は、借り物でなく、私自身の美容法と化粧品を開発する以外には私の顔とお客さまのお顔を守る方法はなかったのです。
そのまま何の疑問も持たずに続けていれば、波風は立たなかったかもしれません。
でもやはり、それは私にはできないことでした。
それは、私と同じようにお肌のトラブルに悩む方たちを、そして何より私自身を裏切ることになるからです。
再び私の胸に高らかに鳴りひびく言葉がありました。
「力を尽して狭き門より入れ・・・。」
「生命にいたる門は狭く、その路は細く、これを見出す者少なし。」
再び私は「狭き門」をくぐる覚悟をかたあました。